今の時代だからこそ綿と藍
ポリエステル商品が流行している昨今手入れのし易い商品として現代剣士はポリエステルを選ぶ傾向にあります。しかし、流行しているからこそポリエステルのデメリットも見えてきました。藍染、織物剣道衣には身体を守る3つの特徴があります。
①藍染は糸を強くする
藍染めは糸を強くします。糸の状態で藍に染める先染めでは、強さの度合いがさらに増し、武州が藍染め産地として名を馳せる原動力になりました。その昔、火消し装束、よろい、かぶとの紐、剣道着等に藍染めが用いられたのも、まさにこの強さが広く知られていたからこそ。
②体にやさしい
藍は植物です。天然発酵建てとは、藍から作られたすくもを、化学的、人工的な力を一切借りず、自然の力だけで染料に変えます。石油類を原料とする化学染料とは根本から違いますので、肌の弱い人にも安心して身につけていただくことができます。特にアトピー体質の方に優しい衣服と言えます。
③薬効
藍の葉や種は、かつてはフグ中毒の解毒や解熱感冒薬として使われていた時代もあり、数々の薬効が暮らしの中で受け継がれてきました。残念ながら、現代的な暮らしの中では片隅に追いやられてしまった面もありますが、だからこそ大切に次の世代へと伝えていけたらと考えています。
抗酸化作用
藍茶は体内から体を浄化する飲料として重用されていました
保温効果
冬場の手足の冷えや湯冷めを予防してくれます
抗菌性
素肌に触れるものや足袋で効果を発揮し、菌の増殖を抑えてくれます
防虫・防火効果
タンスに藍染めの着物を入れておくと虫がつかないとも言われています
消臭効果
汗をかいた後でもニオイが気にならず、洗濯を重ねても効果を持続します
鎮静/解熱/解毒
歯痛や頭痛、魚中毒など腫れ物、虫さされ 、その他疾患等に効果があると言われています
綿100%が剣道には最適
綿100%のため汗をしっかりと吸い、ベタつきなども抑え、通気性も良いため熱中症対策にも繋がります。汗を吸わないポリエステルは臭いがとれず、汗がそのまま革、綿素材の防具に浸透して防具の痛みも速いです。汗が床に落ちて床が濡れて滑って転倒する事例もあります。安全性からみても綿100%の方が最適と考えられます。