こんにちは!
剣道、銃剣道専門店ナイス剣 森本です。
ちょっとした作業日記です。
今回は年末にたくさんご依頼いただいた小手の修理をご紹介
修理で多かったのはダントツで手の内の張替え

手の内もクラリーノ、鹿革など種類があります。
今回多かったのは白鹿革こ
白鹿革の手の内は柔らかく、竹刀を握った時のフィット感は抜群です。
しかし、手入れを怠ると耐久性は悪いのが欠点。
私はおすすめです。
クラリーノは耐久性が強いですが、握った時のフィット感は鹿革には勝てません
手の内を張り替える時は手の内に皺が無いように型から考えながら行うのですが、クラリーノはどうしても皺になりやすいです。
作業行程は
1.手の内を剥がす
2.ヘリを剥がす
3.型を決めて革を切る
4.革を仮縫いする
5.手の内、ヘリ本縫い
6.ヘリと手の内をすくい縫い
5.ヘリ端末処理
作業は慣れれば2時間以内に終わるかな。
ナイス剣ではクリーニング、染め直しもお客様からご希望があれば一緒に行います。

染め直しはこのぐらい変わります。
当店の染めは店内厳選の染液で染めており、ご好評いただいております。
修理をする時はお客様が喜んでもらえるように一針一針丁寧に。
少しでも長く使えるように。
使いやすいように。
色々考えながら行います。
喜んでもらえると私も嬉しいですので
手の内張替えをしてると他の修復場所も出てきます。
手の内を剥がすと中が裂けていたり、あと何回か使うと破れそうな所など
当店では作業中に気づいたところは無償で修理してます。

これは小手紐の修理です。
小手紐は修理以来が少ないですが意外とボロボロです。
みんなあまり気にしてないのかな??
納品時にお客様のサイズに合わせて締め直します。

こちらは表面の修理
表面は耐久性をあげるために人工革で修理をしています。
飾りを無くさないように丁寧に。
修理をしている時間は黙々とできるので好きです。
お客様の喜ぶお顔も見れます。
御道具を大切にずっと使ってもらいたいから
何かありましたらお気軽に修理依頼してくださいね。